ねぇ、わたしたちは大阪で生まれた女よね?
あなたは大阪で生まれた去勢済みの男じゃない。
モノスタさんは大阪でしか仕事しないの?
そんなことはないさ。
基本的に関西圏が多いけど、仕事を求めて彷徨ってるよ。
話があればどこまでも行くようだよ。
あの車では行かないし行けない。
というかあの車はもう売っちゃったよ。
今は格安レンタカーとカーシェアの二刀流生活だ。
維持費を考えると断然有利らしいぞ。
遠方にはレンタカー以外では夜行バスなんかも
使ってるぞ。
でもモノスタさんが乗ってた古い小さいFIATは、
たまに動かなくて、ガレージから消えたと思っ
たらいつの間にか修理工場にあったってことが
多いよね。
車で出かけたと思ったら、レッカーに乗って帰っ
てきたりしてたよね。
1日50km以上は走らせない、とか訳のわか
んないこと言ってたよね。
そんなことで遠方に行けるの?
ねぇねぇ、行けるの?行けるの?・・・
本当に行けるの?ねぇ行けるのぉ~~?
意外とタフにゃのね。。。
大阪城を走ったり走らなかったり
鍛えたり鍛えなかったりしてるからな。
最近は遠方でも柔軟な打合せが可能だし、
根をつめて半日じっくりとやる打合せより、
その都度気軽に話を聞けるほうが
お客さんにとっても安心だと思うよ。
現地に行かないとできないこと、たとえば敷地調査や
お役所との協議、着工後の現場監理などはじっくり
現地でおこなうけど、何かあるたびに足を運んでいて
は効率が悪いよ。
近場で仕事をするとどうしてもそこらへんの緊張感
に欠けるから、何度も足を運ぶことが多くなってくるよ。
予め図面を郵送したり、PDF化した図面をメールした
りするんだ。
素材なんかを決めるときは、サンプルを宅配便で送った
り、メーカーさんから直接サンプルを送ったりしてもら
うのさ。
だから、お客さんはそれを見ながら打合せができる。
便利はつかわないとね。
でもどうしても現地に行かないと行けないときの
交通費はどうするの?
関西からある一定外の距離の時、住宅の場合なら着工
後にかかる現場監理の為の交通費を算出して、その何%
かを監理料として追加加算させていただいてます。
モノスタさんは体を鍛えたり鍛えなかったりしてるから
といって何百キロも自転車で行くことはできないよ。
でも一番コストのかからない手段で算出してくれる
から、その都度聞いてみて下さい。
打合せの方法も変わってきてるのね。
打合せするったって、図面なんかはどうすんにゃ?
初めて設計事務所にお邪魔するのって
緊張するじゃない?
なにか、お土産もって行かないと、、、怒る?
カリカリとか缶詰とか、マタタビとか・・いる??
ハハハ。。
モノスタさんはお土産がないからって怒らない。
カリカリは僕も期待するけど何でもいいって訳じゃない
だろ。
健康を考えて、成分、特にマグネシウム量とかは大事だ。
粗悪品もあるから要注意だ。
だからカリカリは不用だし、お土産はいらない。
えぇ~~~ッ いらないの~~
ちゅーるっ、ちゅーるっ
ちゃおちゅーるっ
リフォームなんかの場合は?
そうなにゃの?
来ちゃうの
おうち片付けなくっちゃ!
ちょっと気が引ける方は無理にとは言わないです。
構わないという方だけ。
あと、片付けなくていいです。
み~~んな結構散らかってます。
むしろ普段の状態が見たいです。
問題点も見つかり易いからね。
わかりましたか?
ごろにゃん。
同じく建物と敷地に関するもの思い当たるだけほしいね。
土地、建物の登記簿、現況の写真。
あれば建物の図面、あれば確認申請の資料、
このくらいかな。
無い場合は、初めからお邪魔させてもらって打合せがて
ら建物探訪させてもらうよ。
新築の場合、基本的には土地の情報がわかるものを
あればあるだけ持ってきていただけると助かるよ。
敷地測量図や登記簿、携帯で撮った敷地写真とか。
不動産屋さんでもらった敷地情報もほしいね。
建築条件やインフラ整備状況が載ってるやつだね。
それだけあれば超十分さ。
ねぇねぇ私たちはクロとキジ白の猫じゃない。
あなたは一見アメショー風の野良猫じゃない。
結局モノスタさんって何風の人たちなの?
モノスタさんはとんこつ風とか広島風とか
ふざけて言ってるけどね。
ちなみに僕はサバトラ柄の元野良猫だよ。
そうじゃないよ。
モノスタさんは作風が無い人たちだって思われてる事が
多いね。
確かに、モノを作る人は作風ってものが大事だし、有っ
てしかるべきものだと思ってるよ。
でもモノスタさんは作風を気にしてモノを作ることが無
いな。ポリシーが無いって思ってる人もいるかもね。
そうにゃの~?
かわいそうなモノスタさん。。
とほ。
ハハハ、そんな大げさなことじゃないよ。
でも、建物は結局使う人のものだし、周りの環境にある
べきものだし、長くそこに居つづけるものだよ。
そこに強すぎる作風は邪魔かもね。
まちなみは万博のパビリオンじゃないからね。
結局、その場所を調べ上げたり、打合せを重ねることで
出来上がるカタチを大事にすべきだし、逆にクライアント
さんの要望無しにはカタチは出来上がる事は無いと思っ
ているよ。
渋み走ったデザインもあれば、賑やかなデザインもある
だろ。同業者からは同じ人が設計したとは思えないって
言われた事があるよ。
理想論じゃにゃぁの?
にゃるほど。
建物にとんこつ風とか広島風とかあるんだ!
外壁がぺらぺらってことにゃ?
でも、そんなモノスタさんでも、頻繁に使う素材はあるよ。
黒皮鉄や革、ラワンベニヤ、スパイス的要素として
マイナスビスを合わせたりというのは色んな建物に
登場してくるよ。
一見合わなさそうな黒皮鉄を畳の部屋に使ったり、
簡素なラワンベニヤを一番目に付く場所に使ったり、、。
建物によって同じ素材を使っても、全く違った雰囲気
になることがあるから不思議だよ。
むしろそういった素材を使い分けて、場所によって色々
な表情に仕立てるのがモノスタさんの作風なのかもね。
・・・・・・。
・・・・・。