ねぇ、ところで私たちのごはんは、
とどのつまり、設計料というところから
出てるんでしょ?設計料って何?
ん~~。
最終的には君と僕のカリカリに換わるんだけど。。
それはさておき、設計料ってのは詳しくは設計監理料
というんだ。絵を描くことに対する対価が“設計料”
着工して竣工までの監理の仕事に対しての対価が
“監理料”だ。
・・・・。
・・・・・。
じゃぁ、トータルの設計監理料はどういう決め方にゃ?
カリカリは、、、無くなったら買ってもらってるだろ。
設計料が発生するのは、打合せ後、プランを描いて、
数回のやりとり後、お客さんがモノスタさんとだった
らこのまま進めてもいいかなと思った時で、本格的
に基本設計に入る前だね。
イコール契約時ということだよ。
じゃあ、お客さんは、いつその設計料や
監理料っていうのを支払えばいいにゃ?
わたしたちのカリカリはいつ買ってもらえるの?
一気に払うの?
じゃあ缶詰もその時に買ってもらえるんだにゃ?
いや、基本的に『契約時』~『引渡し時』の間で3回位
に分けていることが多いよ。
契約の時にお客さんの都合に合わせてその都度決めさせ
てもらってるよ。
『契約時』~『着工前』までが設計料、
『着工』~『引渡し時』が監理料にあたるんだけど、
設計料:監理料の比率は大体7:3の割合が多いかな。
そして缶詰は特別な日だけにさせてもらう。
最近の缶詰の値上りはひどすぎるっ!
一般的な新築木造住宅で予定価格の10~12%だよ。
特別な構造計算が必要だったり、難易度の高いものは
その都度お知らせすることになってる。
あと、最低価格というのがあって、新築木造住宅で、
¥240万(税抜)とさせてもらってる。なぜかというと、
例えば25坪で¥2,500万の建物と、25坪で¥2,000万
の建物ではどちらが手間隙かかると思う?
一緒じゃにゃいの。
ローコストほど工夫して進めないといけないんだ。
だからパーセンテージだけでは決められないから最低
価格を決めてるんだよ。
¥2,000万~3,000万で12~11%
¥3,000万~4,000万で11~10%、
¥4,000~で10%が目安だよ。(税抜)
ちなみに上記に『各種審査・検査申請料や登記費用、
地盤調査費、敷地測量費、契約印紙代など』は含ま
れにゃいのであしからず。
一緒じゃにゃいの?
でもリフォームとか予算の少ない場合でも
¥240万頂けちゃうの?
たしかに¥1,000万の予定価格の部分リフォームに対して
¥240万では予算に占める設計監理料は高いのかもね。
だから、全面リフォームではない場合や、確認申請が不
要な場合、内装だけ変更する場合などは減額料を差し引
いて、打合せの上決定しているんだ。
じゃぁ問題。
『新築』と『リフォーム、リノベーション』ではどちら
が手間隙かかると思う?
きっと一緒じゃにゃいのよね?
正解!一緒じゃにゃい。
規模などにもよるから一概には言えないけど、事前調査
や設計中の確認で何度も現地に足を運んだり、役所との
協議、着工後、解体したら思いもしないような状態だっ
たとか、手間隙かかるのはリフォームだよ。
それでも愛着のある住まいに住み続けたいという方々は
大歓迎だよ。
モノスタさんは古いものへの偏愛がハンパにゃいからな。
住宅以外の場合は、様々な条件で料率が
変わってきますので、
モノスタさんにその都度お尋ねください。
最近工事費が上がったって
巷では言ってるけど、お家建てるのって
いかほどかかるのかにゃあ?
色んなものが値上りしてるしね。家を建てるって大変だ。
モノスタさんみたいに賃貸に住んで、挙句の果てには隣の
住戸に穴あけてリノベするってのも一つの住まいの形かもな。
でも、わたしたち、おうちが欲しいのよ。
柱で爪を研いでも怒られない自分たちだけのおうちが
欲しいのっ。で、いくらかかるのよ。
モノスタさんはコロナ前¥1,000万台の新築が比較的
多かったんだけど、最近は厳しいみたい。
人手不足に加え、物価や人件費の高騰、インボイス制度
が始まったことに加え省エネ住宅の推進など要求される
性能も上がってしまったことも理由のひとつだね。
そうニャンだ。
トイレの砂や、カリカリが高くなって
大変だってこの前所長もわめいてたっけ。
ほんとだね。
僕たちのカリカリや缶詰も今後どうなるのかすごく
心配だね。
だから食べたものを直ぐに吐いたりするのはやめようね。
トイレの砂も用を足した後トイレの外に落とさないよう
に丁寧に掛け戻そうね。
ウンウンウンウン。にゃるほど。
・・・・
ローコストを希望するときの注意点はある?
建物以外に掛かる費用も教えてにゃ。
いわゆる『諸費用』と『附帯工事費』ってことだね。
まずは、『諸費用』だけどおもに、各種登記費用、工務店
や銀行との契約時に必要な印紙税、建物や土地の不動産
取得税、住宅ローンの手続き費用、火災や地震保険費用。
給水負担金も発生する場合もあるし、引越し代、建替え
なら仮住まい費用も必要だ。
設計時は確認申請手数料や地盤調査費用も必要だにゃ。
ふぅ~~。
たくさん必要だニャ。
いやんなっちゃった。ほかには?
あとは『附帯工事費用』。
ここは意外と見落としが多いよ。
見積には別途工事とも書かれてる。
例えば、地鎮祭(工事に含まれる場合有り)や着工前の
近隣さんへの手土産代。
光ケーブルの引込工事、エアコンなんかも別途工事の場
合が多い。
あと、カーテンなどのインテリア。
住み替えを機に欲しかった家具なんかもそう。
既存の建物がある場合で事前に解体する場合は、解体費も
お忘れなく。
たくさんあるッすね。
でもモノスタさん見積を合わせるために、いろいろと
工事から外すよね。あれ、何?
逆に自分で出来そうなことは別途工事に回すのもコスト
を抑えるコツだよ。
別途工事含めて、予算に入れて調整してくれる。
ちなみに、下地さえ工事で入れておいてもらったら、竣
工後に取付けできるモノはたくさんあるよ。
それを機にDIYが趣味になって色んなものを自分で作
れるようになったら自分の家が楽しくなるしね。
モノスタさんはそのへんやけに詳しいので聞いてみて。
モノスタさんはDIY大歓迎派だから、お手伝いもOK。
職人気質なので、少し厳しめのレクチャーになることも
あるけど大丈夫。 耐えてね。
そうだにゃぁ、、
工事費を極限まで抑えてつくって、住み始めて
『あぁ~、こうしとけば良かった。。』
ってことが無いように、“本当に必要なこと”をはっきり
させておくことが一番大事なことだと思うよ。
ローコストが唯一の目標ってことにならないようにね。
ねぇねぇ
モノスタさんに依頼する人って
みんな最初から土地持ってる人だっけ?
たしかにその場所で建替えのお客さんも多いけど、
若い方は特に、土地からの相談も多いね。
ここ購入したいけどどうです?って感じで。
そのとおりだよ。
一緒に敷地を見に行ったり、お役所に行って、その敷地
にどんな建設条件があるかを調べたり。そして、どんな
建物が建つか、大まかな図面を描いたりする事が多いね。
全く土地が決まってない時は不動産屋さんとお客さんと
モノスタさんと一緒にワイワイ敷地見学ツアー?に行く
事もあるよ。(不動産屋さんの斡旋はしておりませぬ)
土地が決まるまで気長にやってもいいんだニャ?
構わないよ。
どういう経緯で、どうありたいからこの土地に決めた
というのが分かったほうが、こちらもいいものが出来
てるような気がするよ。
だから、土地探しはこちらもワクワクするし、大歓迎
だよ。
またぁ~。
やさしいふりして。
イメージアップ作戦ね。
ふ~ん。
で、そんな時どう対応してるの?
一緒に土地見に行ったり?
ドキッ・・・・。(そんなことありません)