大阪府
幼稚園
鉄骨造 地上2階建
completed in 2023
木の実幼稚園の遊戯室の建替えにともない、未就園児室(ナースリー)と子育て支援可能なこども絵本・おもちゃ館(みなるぶんこ)を1階に併設しました.各々の部屋は棚によって軽く仕切られ往来可能、みなるぶんこは街に弧を描きながら大きく開き、そこに生まれた円弧外空間にはさまざまな植物が街並みにとけこみます.
園庭側はスロープで生まれた斜面に移植樹と先生方の協力によって植えられた新たな木々が林立、今後さらに建物のボリュームを消してくれるでしょう.
2階のホール(みなるほーる)は歩道への圧迫感をなくすため弧を描きながら大きくセットバック、妻側のガラス面は季節ごとに表情を変えるメタセコイヤが対峙しています.
みなるほーるの周囲には36種50株の中高木(移植樹も含む)、39種約400株の低木類31種約1000株の地被潅木類、16種約300株のつる植物、50㎡の芝生空間が新たに仲間入りしました.
先生方と保護者の方々の協力により、粘土やガラのふるいわけと搬出、土づくり、樹木の買付けと植付け、潅水の整備、時には水はけの改善を伴い、約3ヶ月をかけ完成しました.
四季を通した現在、思いのほか成長が早い樹木もあれば、調子のあがらないものもあります.コウロギが住み着き音色を聞かせてくれたり、先住のメタセコイヤの小苗が至るところから顔を覗かせたり、思わぬ発見もあります.
ここはこの先試行錯誤を繰り返しながら変容を遂げていくのだろうと思います.